2016年5月9日、テレビ東京系列『主治医が見つかる診療所』では「最新・最強ダイエット」をテーマに送る2時間スペシャルで実際に減量に成功した医師たちが実践したダイエット法が紹介されました。
「1日8時間は自由に何を食べてもいい(8:16ダイエット)」、「炭水化物は減らすけど、タンパク質は積極的に摂る(ローカーボダイエット)」など意外なダイエット方法の内容と肥満体型のザ・たっちがそのダイエット法を実践した結果について当たり障りなく紹介してみたいと思います。
1日8時間は自由に食事をするダイエットとは?
1日の食事を8時間以内に収めることが出来れば、何を食べてもどれだけ食べても痩せられると言われています。つまり、朝食を食べた時間から8時間以内ということは、朝8時に朝食を食べた場合は夕食は16時までに終わらせるという事になります。
しかし、失敗する人もいます。8時間は自由に食事をするダイエットは、日常生活の中での食事を8時間以内に収めるというものであり、摂取カロリーを増やせば当然、痩せずに太ります。
【8時間ダイエットのルール】
- 1日8時間以内に食事を終えること
- 食事の時間は同じ時間に決めること
- 摂取カロリーは増やさない
- ドリンクに関してはたっぷり摂る(砂糖などの入ったドリンクを飲み過ぎない。青汁などが適しているそうです)
食事の時間を決めることで、代謝アップに繋がります。
「炭水化物は減らすけど、タンパク質は積極的に摂るダイエット「とは?
エネルギー産生栄養素バランスを知ろう!
エネルギーを産生する栄養素は大きく、たんぱく質・脂質・炭水化物(アルコールを含む)に分けられます。
※今まで「PFC(ピー・エフ・シー)バランス」として表されていましたが「日本人の食事摂取基準(2015年版)」より、生活習慣病やその重症化を予防する目的で名称が変更されました
エネルギーを産生する栄養素は、体内で1gあたり
たんぱく質 4kcal
脂質 9kcal
炭水化物 4kcal
アルコール 7kcal
のエネルギーに変わるといわれています。
食事の栄養バランスは量と質の両面からみることが大切で、「エネルギー生産栄養素バランス」は、大まかに栄養の質を評価する指標のひとつで、 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、1歳以上の人を対象に、新たにエネルギー産生栄養素バランスの目標量の範囲が設定れています。
たんぱく質 13~20%
脂質 20~30%(飽和脂肪酸は18歳以上において7%以下)
炭水化物 50~65%
<計算方法>
- たんぱく質(%)=たんぱく質(g)×4(kcal/g)/食品および食事全体のエネルギー量(kcal)×100
- 脂質(%)=脂質(g)×9(kcal/g)/食品および食事全体のエネルギー量(kcal)×100
- 炭水化物(%)=100-たんぱく質(%エネルギー)-脂質(%エネルギー)
まずは積極的に脂質を減らそう!
脂質を減らす食べ物として「揚げ物」、「スナック菓子」、「ジャンクフード」などは脂肪分が多いのでダイエット中はなるべく控えるようにしましょう。毎日の食事から脂質をカットすると500kcal以上減らす事ができます。
体重が落ちにくくなってから初めて炭水化物の摂取量を300kcal程度減らします。徐々に減らしていくことが効果的です。
炭水化物は正しく摂取しつつ高タンパク質の食事を意識しよう!
炭水化物を最初に制限したり、急に摂取量を減らすとエネルギー不足が起こり、タンパク質をエネルギーとして使い出すため、体脂肪が落ちなくなります。
タンパク質は、筋肉の生成・維持に必要な栄養素であるため、タンパク質が減少すると基礎代謝の低下を招く事になります。また、炭水化物は夜にかけて脂肪として蓄積されやすくなるので、時間帯によって摂取量を調製するように心掛けましょう。
【番組主治医】
秋津壽男(内科)
岡部正(内分泌内科)
上山博康(脳神経外科)
丁宗鐵(漢方)
中山久徳(内科・リウマチ科)
南雲吉則(乳腺外科・形成外科)
姫野友美(心療内科)
【ゲスト博士】
竹井仁(整形外科学・運動学)
番組終了後に更新していきます。
【関連記事】