2016年5月17日、ABC朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』では「身体を老けさせない5つの新事実SP」と題して骨密度が正常でも簡単に骨折する新型骨折が増加や近年急増する第3の目の病について紹介されました。
今回は、「老化によってなりたくないこと」でランキング上位に入った将来への不安を解消する5つの新事実を各診療科の名医が集結し、 103歳でひとり暮らしの超元気おばあちゃんに密着したところ「脳」、「血管」、「腸内フローラ」が若々しいことがわかり、いつまでも若々しく身体をすこやかに保つための最新の医学情報について当たり障りなく紹介してみたいと思います。
骨密度が正常でも簡単に骨折する「新型骨折」とは?
加齢や偏った食生活などの影響が原因で骨がスカスカになることで「骨粗しょう症」になり、骨折を引き起こし骨密度の低下を防ぐために普段から骨の材料となるカルシウムを摂取することが何よりの予防法だと考えられていましたが、2010年に発表された論文によって、骨密度の低下以外にも骨を老化させて、骨折を引き起こす原因がわかったそうです。
その研究に携わった東京慈恵会医科大学(整形外科学講座)准教授の斎藤充先生によると、骨密度が正常でも簡単に骨折する新型骨折の原因は「骨がサビてしまう」ことだそうです。主な原因の一つは血糖値が高いことが関係しているそうです。
骨のサビ具合を調べるためには、血液検査と尿検査を受けることで分かるそうです。
骨粗鬆症は3つのタイプにわかれる?
遺伝子の研究と蛋白質の老化について世界初となる分析装置を独自に開発・研究し、骨質を評価するマーカー「骨質マーカー:ペントシジン,ホモシステイン」を作り上げ、コラーゲンの老化産物そのものを測定して全身のコラーゲンの老化状態を判別するそうです。
骨質マーカーで判別できる骨粗鬆症のタイプ
- Ⅰ 「骨質劣化型」……骨密度が高く骨質が悪い
- Ⅱ 「低骨密度型」……骨密度が低く骨質が良い
- Ⅲ 「低骨密度+骨質劣化型」……骨密度・骨質ともに低い
骨は「鉄筋コンクリート」と似た構造をもっており、鉄筋に相当するのがコラーゲンで、コンクリートに相当するのがカルシウムからなるハイドロキシアパタイトだそうです。
※骨の体積の半分はコラーゲンだそうです
テーラーメイド治療とは?
従来の万人向けの薬物治療に対して、各々の患者に考慮した薬物治療方法です。近年の遺伝子研究の進歩によって同じ薬でも、患者によって効き目や副作用の程度が異なるため、、患者の遺伝子を調べて遺伝的な体質に合った薬を投与することで副作用を減らして高い治療効果をあげるそうです。
目の奥にカスが溜まることで発症する「第3の目の病」とは?
目の病といえば、白内障や緑内障が知られていますが厚生労働省によるとその「第3の目の病」の患者数は、9年間でおよそ2倍の69万人にまで増加し、高齢者を中心に増え続けているそうです。
日本大学病院眼科(アイセンター)診療准教授の森隆三郎先生曰く、「第3の目の病」の原因は「目の奥にカスが溜まる」ことで起きるそうです。この病になると、新聞の文字などが読みづらくなるだけでなく、人の顔の表情までわからなくなるようです。
研究で明らかになってきた「第3の目の病」を予防できる可能性のある4つの栄養素とは?
アメリカの国立眼科研究所が行った大規模研究では下記の栄養素を毎日摂取してもらい、5年間追跡調査をしたことろ「第3の目の病」の発症率が18%も低いという結果が出たそうです。
- ビタミンC
- ビタミンE
- 亜鉛
- ルテイン
番組終了後に更新していきます。
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