TBS系列『林先生が驚く初耳学!』では「航空業界の裏側」と題して日本航空(JAL/JL)が2013年から開催している空港でのアナウンスや接客のスキルを競うコンテスト「空港サービスのプロフェッショナルコンテスト」で優勝した入社3年目でJALスカイ 国際部 国際パッセンジャーサービス担当・永見愛里さんが出演です。
出典:https://www.aviationwire.jp/
JALが就航する空港は国内59空港・海外39空港あり、地上係員は国内外合わせて約5200人のグランドスタッフが在籍している中で1位の会話術を誇るJALスカイ 国際部 国際パッセンジャーサービス担当・永見愛里さんについて当たり障りなく紹介してみたいと思います。
CAよりも人気のグランドスタッフの仕事内容やグランドスタッフになるためには?
CAよりも人気のグランドスタッフの仕事内容は?
航空整備士などを含めた空港で働くスタッフのことを意味していたグランドスタッフは、近年では空港での接客業務を担当する人のことを呼ぶようになっています。
主な仕事は・・・
- チェックインカウンターで航空券の発券や荷物の受け取り、座席の指定、乗り継ぎの案内などの搭乗手続き
- 航空機が時間通りに出発できるように、搭乗ゲートにアナウンスで誘導したり、ゲートに到着していない人を探すといった搭乗案内
- 予約の電話応対
- 荷物紛失時のトラブルなど各種問い合わせの対応
があります。
国内線の場合ですが、出発予定の飛行機の遅れて到着や運航が悪天候などによって遅れてしまうと次の便へもその遅れが影響してしまうことあるため、他部署のスタッフと連携しながら確実かつ安全な出発を目指すために活躍しています。
飛行機に乗った人でも分かっている人が多いようで知らない事があります。
それは「飛行機の出発時刻」です。
「飛行機の出発時刻」は「搭乗口が閉まる時刻」ではなく、「離陸に向けて搭乗口や飛行機のドアが閉まり、実際に飛行機が動き始めた時刻」を示しています。
実際に搭乗口や飛行機のドアを締めてから動きだすまでにタイムラグがあるので「搭乗口は出発時刻の●分前まで」や「保安検査場は出発時刻の●分前まで」といったお願いをしているそうです。
余談ですが、「到着時刻」は「目的地の空港で飛行機が停止した時刻」という意味です。
いろいろと出発時刻に間に合わない理由はあるとは思いますが、安全に快適な空の旅を楽しんでもらおうとグランドスタッフは、どんな状況でも真剣で笑顔で対応をしてくれているのが当たり前と思うのではなく、自分たちも出発時刻に間に合うように協力をする気持ちを持たなくてはいけませんね。
グランドスタッフになるためには?
グランドスタッフになるには・・・高校卒業後にエアライン系の専門学校or学部や学科は基本的に問われませんが一般の大学や短大、専門学校の卒業が必要です。
航空会社の直接採用や航空会社の関連会社、専門の派遣会社に登録することでグランドスタッフとして就職できるチャンスがあります。
※国内の大手2社(JAL・ANA)の場合は、旅客ハンドリング業務を担う専門のグループ会社で採用を行っている
特別な資格は必要とされていないようですが、応募条件にシフト勤務、空港に通える一定範囲に居住が可能か、TOEIC550点もしくは英検2級以上を提示している航空会社も見受けられます。
本当になりたい方は、ここで紹介している内容だけを鵜呑みにせず実際に募集している会社を必ず確認してくださいね。