2016年8月17日、日本テレビ系列『ザ!世界仰天ニュース』では「世界の危険地帯!仰天探検隊スペシャル 第2弾」をテーマに南米ペルーの街の真ん中に現れた市民の命を奪う危険な巨大な穴に仰天探検隊が潜入です。
出典:http://natgeo.nikkeibp.co.jp/
市民の命を奪う危険な巨大な穴の大きさは、縦1.6Km 横800m 深さ400mと東京タワーがすっぽり入り、住民達に健康被害をもたらしたり、子供たちの命を危険にさらすセロデパスコと仰天探検隊のトラブルなど含めて当たり障りなく紹介してみたいと思います。
Wikiより詳しい?セロデパスコのプロフィール
出典:
都市名:セロ・デ・パスコ(ペルー中部のアンデス山脈上に位置し、首都リマの北東約180km先にある第2の都市)
スペイン語表記:Cerro de Pasco
人口:約7万人
標高:4330m(世界で最も高所に位置する都市の1つ) ※
気候:高山気候またはツンドラ(ETw)気候
年間平均気温:5.5℃
年間平均降水量:999mm
住人の呼称:セレーノ(セレーナ)
時差:日本時間から -14時間
備考:ペルー共和国で最初にスペインから独立した都市
※人口5万人以上の都市の条件に絞ると世界で最も高所に位置する都市になります
400年前にセロデパスコの野営地で焚き火をした時に岩から「銀が流れ出た」という伝説から1630年に銀鉱が発見されて世界有数の銀の産地となり、ガレオン船に銀を満載して運ばせたスペイン帝国は潤いました。
※16世紀中盤から17世紀前半までの約80年間はスペインが史上最も繁栄した時期「黄金世紀」と呼ばれていました
世界有数の銀の産地となった鉱山町のセロデパスコは、スペインに搾り取られながらも1900年代初頭にはペルーで2番目に大きな都市として発展し、1903年にアンデス山脈を横断する世界で一番の高地を通る鉄道が敷設されました。
多くの鉄道を経営していたJ・P・モルガン、石炭王と呼ばれたヘンリー・クレイ・フリック、鉄道王の一族 ヴァンダービルト家をはじめとするアメリカの投資家が銅や銀の鉱山に投資して荒稼ぎしました。
1950年代からは銅に代わって、亜鉛と鉛が採掘されるようになり、採掘方法が露天掘りに変わってから1960年代に建てられた地区や町の中心部に外国領事館や歴史的建物がありましたが穴の中に消えていきました。
1974年、アメリカ企業のセロデパスコ社は、採掘権をペルー国営のセントロミン社になってから不健全な経営を25年間続けた後、1999年にボルカン・コンパニーア・ミネーラ社が6200万ドルで買収しました。
湖や川が鉱山からの廃棄物が原因でオレンジ色に染まり、セロデパスコには飲用水は、首都リマの25倍の値段で売られるまで高騰している。民営化でセントロミン社から採掘権を購入したボルカン・コンパニーア・ミネーラ社は住民から訴えられたが2015年に裁判所は、町のすぐ南にある池に鉱山廃棄物を投棄する許可を出しています。
なぜ、子どもの血中鉛濃度が高く、命の危険になっているのか?続きは次へ