毎日放送制作・TBS系列『情熱大陸』では、東京都三鷹市にあるライブハウスさながらの熱い教室で生徒たちから「やっちゃん」と呼ばれ慕われている「探究学舎」の代表である”やっちゃん”こと宝槻泰伸さんが特集されます。
「探究学舎」は勉強を教えるのではなく、何かに熱中できることを見つけるいわば、「未来の”さかなクン”」を育てる塾で受験合格や成績アップにはコミットをせず、季節講座では全国から3000人以上が集まる宝槻泰伸さんについて当たり障りなく紹介してみたいと思います。
学習塾「探究学舎」代表・宝槻泰伸の父親・宝槻徹がヤバイ
家庭教育に熱心な父親・宝槻徹さんの行動で何が印象に残り役に立っているかといった点を中心に記している「強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話」という本ですが、本のタイトルに興味がわいてしまいます。
宝槻泰伸さんは、3人兄弟の長男で、高校という所はきっと自由な場所と期待して近所のバリバリの進学校の高校に入学した宝槻泰伸さんは、日本の受験教育にまみれた学校教育に失望して高校1年の1学期の終わり頃に父親に「高校を辞めたい」と打ち明けたそうです。
父親に高校を辞めることを打ち明けるまでは、宝槻泰伸さんは反対されると思っていたそうですが、即答で高校退学を許可してくれたそうです。
母親も嫌な顔をせずに子どもの味方で1年待って通信制に通うという方針を応援してくれました
そして、1歳年下の次男に対して「高校行かずに大検とればいい」と父親から説得されて、中学卒業してから高校に行かないという状態に・・・。
宝槻泰伸さんと次男は、高校に行かずに勉強をしたのかと思いきや・・・昼まで寝て、ネットやゲーム三昧と酷い状態に父親からの雷が落ちますが、三日坊主という状況に応援してくれていた母親も困り始めたそうです。
すると、父親から脈絡もなく夏休みに行くと高くなるからと家族5人で欧米旅行に出かけようという思いつきで実行されます。
三男は当時、中学1年生だったそうです。
父親の欧米旅行に対するコンセプトは
- ガイドブックの活用はせず、現地のスーパーで買って自炊をして現地の「リアル」な体験をする
- 人との出会いや一緒に食事したり、ハプニングを大切しながら旅行する
- 「自然や芸術は本物でないとダメ」という父親の考え方から美術館と博物館に行ったり、アウトドアをする
という内容だったそうです。
欧米旅行では、父親の非常識なエピソードがあります。
朝早くに整理券をもらってホワイトハウスを見学を試みるが、予想を越えた長蛇の列を見て、最前列にいた知らない中国人に日本語で話しかけ、そのまま最前列に割り込んで整理券をゲット。
イタリアのコロセウムを見るために並んでいた時にあまりの暑さに次男と三男が近くにあった屋台で缶ジュースを買ったところ、ぼったくられたを知った父親は、下町スタイル(半ズボンにサンダル姿)で怒号で屋台に蹴りをいれて全額を返金をさせた。
あまりの声の大きさと行動を見ていた周囲にいた外国人達からも「クレイジー」などの言葉が飛び交っていたそうです。
父親の非常識なエピソード以外にも宝槻泰伸さんは、本物に出会う、一流に出会う触れるという教育から素晴らしい経験と共に無事に帰国できたというの安心感は人一倍だったそうです。