関西テレビ制作・フジテレビ系列『セブンルール』では、上智大学1年生の時に訪れたフランスでビンテージの洋服にほれ込んで在学中にアパレル会社を立ち上げるもスタッフの横領トラブルに見舞われて全てを失い、30歳の時に再起をかけてたった一人でケータリング会社始めたオーナーの寺脇加恵さんが密着されます。
世界67カ国を巡って現地で聞いたレシピを再現、料理本を読んで独学で努力を積み重ねて味はもちろん、見た目も華やかなケータリングが口コミで評判が広まり、現在は食育の共催イベントや大使公邸料理人のいない国の臨時イベントシェフを務める株式会社GlobeCaravanのオーナー・寺脇加恵さんの経歴,セブンルール,Wikipedia風プロフなど当たり障りなく紹介してみたいと思います。
大使館からオファー殺到 67カ国を旅して料理を再現 ケータリング会社オーナー・寺脇加恵 7つのルール
大使館からオファー殺到 67カ国を旅して料理を再現 ケータリング会社オーナー・寺脇加恵のセブンルール① 馴染みのない国の料理をミックスする
番組の密着取材中では、フードシェアリングサービス「TABETE」1周記念式典の準備をしている場面から始まりました。
イベント担当者の株式会社コークッキングのCPO・古賀勇帆さんと料理の配置を確認し、搬入から盛り付けまで与えられた時間は1時間を2人の応援スタッフと共に15種類の料理を配置。
イベントのテーマは「フードロス削減」だった事から使う料理は、使う野菜を全部「規格外」のものなどを集めて作った料理を提供されていました。
フードシェアリングサービス「TABETE」1周記念式典に提供された料理には規格から外れた大きさの新玉ねぎを使ったムースや普段は捨ててしまうミョウガの茎を使ったお寿司を考案。
テーマに合わせて毎回違う料理を作る上で寺脇加恵さんは「日本であまり馴染みのない国の料理を取り入れるようにしている」という譲れないルールがあるそうです。
食文化というのは、その国を理解する1番身近なものであることから、それらを組み合わせることによって、様々な国の文化に興味を持ってもらればと、フードシェアリングサービス「TABETE」1周記念式典の料理に例えば・・・唐揚げをドミニカ共和国のグリーンソース*を組み合わせていました。
※パクチー・ピーマン・玉ねぎ・オレガノを使ったソース
大使館からオファー殺到 67カ国を旅して料理を再現 ケータリング会社オーナー・寺脇加恵のセブンルール② 市場に行く時はヴィンテージの服
仕入れのために豊洲市場を訪れる寺脇加恵さんは、方向音痴らしく築地市場が移転して豊洲市場になってから道がよく分からなくなり、目的のお店にたどり着けないこともあるそうです。
寺脇加恵さんの服装は、市場らしからぬ出で立ちでした。
密着取材用にオシャレをしているわけではなく、仕入れに行くために早起きをすることから気分をあげるために自分のお気に入りの服を着ていくことがエネルギーにつながるからだそうです。
身につけている服はハイブランドのヴィンテージの洋服でした。
寺脇加恵さんにとってハイブランドのヴィンテージの洋服着ることは、ずっと変わらない価値のものを身につけることにより、何か自分のお守りになってパワーが出せるような気がするからだそうです。
豊洲市場の人達はどう思っているのか、番組スタッフかインタビューしていました。
株式会社 政義青果の近藤義春さん
昔の料理人さんのイメージと違うっていうのかな 毎回毎回 驚かされています
飯田水産 飯田知誉さん
まぁ人それぞれ とやかく言わないし 足元だけ気になったけど 大丈夫かなって
飯田水産の飯田知誉さんが気にしていた通りに、転けそうになっていた姿にヒヤッとする場面がありました。
大使館からオファー殺到 67カ国を旅して料理を再現 ケータリング会社オーナー・寺脇加恵のセブンルール③ 仕込み作業中はオペラを聴く
別の日の密着取材では、母校でもある上智大学で行われるイベントに向けて2日前から220人分の仕込み作業をたった1人で途方もない単純作業をしているキッチンでオペラを聴きながら行っていました。
聴いていたオペラは、ギリシャ系アメリカ人のソプラノ歌手のマリア・カラスが2016年10月27日に発売しているアルバム「The new sound of MARIA CALLAS」でした。
アルバムの8曲目「La traviata, Act 1: “Sempre libera” (Violetta, Alfredo)」を聴きながら仕込み作業をしていました。
※ジュゼッペ・ヴェルディが1853年に発表したオペラ「椿姫」
音楽を聴きながら作業をするのは2つの意味があるようです。
- 空間と意識に膨らみが出て豊かな感じになれるから
- 仕込み作業には、テーブルコーディネートや空間装飾などのセッティングも含まれているので、オペラのような舞台を作る音楽を聴く方が、その時のテンションに自分を持っていけるような気がするから
大使館からオファー殺到 67カ国を旅して料理を再現 ケータリング会社オーナー・寺脇加恵のセブンルール④ 怒らない
上智大学イベント前日、ケータリングを彩るための装飾品を持ってきた友人でしたがあ、料理に飾りつける国旗のサイズが、注文したサイズよりも小さく、のり付けの位置も違うというミスが発覚。
出来上がるまで5時間かかった装飾用の国旗について寺脇加恵さんは、友人を文句や怒りをぶつけるのかと思いきや「今回はこれでやりましょう」と、ミスした友人を一言も責めずに自身の作業に戻っていきました。
寺脇加恵さん曰く・・・
人間持ってる時間とエネルギーは有限じゃないですか 怒っても生産的じゃない そのエネルギーは別の方面に向けて もっと料理を上達する情熱に使うとか そういうふうに決めてます
とのことでした。
他人を責めたり、怒らないのには、きっかけがありました。
当時ハイメゾン専門のアンティーク輸入事業を運営していた時に買い付け先のパリから戻った時に信頼していたスタッフが1500万円分の在庫と顧客台帳を持ち逃された時に父親からかけられた言葉でした。
「それは お前が悪い」と万引きするような仕組みで商品を管理していたこととか、見抜ききれなかった自分が悪い。
それを自分の考えを改めたり、行動を改めて学びの経験とすることで「失敗も成功の1つの要素に変えることが出来るんだよ」と言われて、なるほど・・・と思えたからだそうですよ。
大使館からオファー殺到 67カ国を旅して料理を再現 ケータリング会社オーナー・寺脇加恵のセブンルール⑤ チームには異業種の人を入れる
上智大学イベント当日、220人分の料理の仕上げ作業をしていた寺脇加恵さんは、1回でイベント会場に料理を持って行かなくてはならない状況でしたが、お菓子研究家の友人・福田淳子さんに手伝いをお願いしていました。
200人を超えるとスイーツまで手が回らない時があり、お願いすることがあるのだそうです。
他にも写真家・LCF AKAHOSIHさんとアシスタント・中村美奈子さんが手伝いに来ました。
あえて異業種の人をチームに入れるようにしているのは、飲食業の人には持っていない視点で準備をする過程を見てもらうことで「ここはスゴく良いけど ここは変えた方が この業種にとってウケる」みたいなアドバイスをもらうことができるからだそうです。
実際に写真家・LCF AKAHOSIHさんからは、料理の見た目や装飾のデザインなどビジュアル面に関するアドバイスをもらうことが多いそうです。
3人の助けもあって220人の料理を完成した後は、料理だけでなく、調理器具や装飾品なども一緒に運ぶ作業があります。毎回、3人家族くらいの引越しの量*になるそうです。
※ワゴン車1台分
会場に到着すると、新たなお手伝いさんが登場しまいした。
エンジニアの二宮英樹さんが加わって4人の手助けにより220人の14種類の料理と装飾品の設置は無事完成しました。
大使館からオファー殺到 67カ国を旅して料理を再現 ケータリング会社オーナー・寺脇加恵のセブンルール⑥ レシピと一緒に思い出も聞く
2019年5月某日、料理を学ぶためにアメリカ・サンフランシスコに寺脇加恵さんは、いました。
訪れた場所は、2013年頃からエルサルバトル共和国大使館の料理を提供しているエルサルバトル共和国大使の姉・レイナパラダさんでした。
エルサルバトル共和国大使館から昼食の料理の依頼をされていた寺脇加恵さんは、大使の好きなサラダや煮込み料理など学ぶため、流暢な英語でレイナパラダさんにレシピなど細かな質問をして忠実に再現しようという情熱を感じました。
わざわざ、アメリカ・サンフランシスコに住んでいるエルサルバトル共和国大使の姉・レイナパラダさんに会いに来てまで料理を学ぶには理由がありました。
それは、密着取材中に流暢な英語でレイナパラダさんに質問をしていた内容に答えがありました。
寺脇加恵「何かこのサラダに子供時代の思い出はありますか?」
レイナパラダ「私たちはクリスマスによく食べていたの この匂いを嗅ぐとクリスマスだって思うわ」
というように、料理レシピ本を見て作った料理だと「少しやっぱり薄っぺらくなっちゃうかな」という思いがあり、その家の家族の歴史やどのような風景があって今ここにあって、このレシピ・この味が出てくるのかを聞く方が、味に奥行きが出ると思うからだそうです。
大使館からオファー殺到 67カ国を旅して料理を再現 ケータリング会社オーナー・寺脇加恵のセブンルール⑦ 本場の味は本場へ行って学ぶ
寺脇加恵さんは、アメリカ・サンフランシスコから日本に帰る前にエルサルバトル共和国に立ち寄り、エルサルバトル共和国の本場のシェフからも料理を学んでから大使公邸での昼食会に臨みました。
駐日エルサルバトル特命全権大使のマルタ・リディア・セラヤンディアさんの為に、大使の姉から学んだレシピのサラダを作り、本場で学んだ料理を提供した寺脇加恵さんの料理の評価は・・・
マルタ・リディア・セラヤンディア「今日は私のお姉さんが来てくれて利用利してくれたような気持ちで本当に嬉しいです」
と、寺脇加恵さんが提供したい、再現したい料理が、成功した瞬間でした。
寺脇加恵さんが、料理を学ぶために本場に足を運ぶのは、味を習得する以上に価値があると語られていました。
現地に行ってじぶんがきちんと その料理の中心を体験してきたということが自信になって その国の料理をお客さんに出すことができる
やっぱり帰ってきてからのあとの 料理に対しての探究心とか思い出の強さが全然違うので作った相手に対して それを説明できる奥行きの深さっていうのが違うと思います
寺脇加恵さんは、人生の全てをこの仕事に注いでいるそうです。
かつて、失意のどん底から見つけた一筋の光がケータリングだったようです。
12年の月日が経ち、裏切られた事を機に仕事のほとんどを1人でこなしてきた寺脇加恵さんですが、今後は仕入れと最終的な味付けと最後のセッティングだけに集中して信頼できる人達とチームを作りたいと思うようになってきたと番組内で明かしていました。
現在手にしている経験という名の武器は、もう決して盗まれることがないから、本場で学んだ料理をより多くの人に伝えたいために、また人を信じてみる寺脇加恵さんを勝手に応援したいと思います。
ケータリング会社オーナー・寺脇加恵の料理・評判は?
ケータリング会社「株式会社GlobeCaravan」のオーナー・寺脇加恵さんは、オリジナリティー溢れる多国籍なメニューで多くの企業からオファーが殺到しています。
番組内でも紹介されていた企業は・・・
- Audi
- アドビシステムズ
- Twitter Japan
- オイシックス …etc
中でも一際、信頼を寄せているのが駐日大使館だそうです。
フランスやオーストリアなど世界各国の大使館職員から寺脇加恵さんのもとにケータリングのオファー殺到しています。
世界67カ国を巡り、独学で格好の料理を習得している寺脇加恵さんは、これまに70カ国を超える駐日大使館とイベントで腕を振るっています。
番組内ではドミニカ共和国の公使参事官のジョセリン・サラディンさんは
「加恵さんのことを 誇りに思います ドミニカ料理をものすごく勉強してくれて故郷の味を忠実に再現にしてくれています」
と、寺脇加恵さんのケータリングの料理、多国籍料理の再現レベルの評判は、相当のようですね。
まとめ:WIKIPEDIAより詳しい?寺脇加恵のプロフィールと経歴・学歴
出典:
名前 (読み方) |
寺脇 加恵 (てらわき かえ) |
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神奈川県で生まれ育った寺脇加恵さんには姉が1人います。
上智大学1年生の時に訪れたフランスの美術館でヴィンテージの服に惚れ込み在学中、20歳の時にアパレル会社を設立。
順調に売り上げを伸ばしていた時に雇っていたスタッフにお店の在庫や顧客リストを全部持ち出されて横領されて全てを失いました。
倉庫のあった一番上の箱だけ在庫があるだけで、その下の箱の中身は全部新聞紙に変えられていたそうです。
信用していた人に裏切られたダメージが強かった寺脇加恵さんは、ショックのあまりに3ヶ月ぐらいに何も出来ませんでした。
※被害総額は1500万円でした
色んな国に買い付けに行っていた時に寺脇加恵さんは、その時に出てくるケータリングやパーティーの演出が素敵だった事から、そういうふうな食に関わる仕事をしたかったのと泥棒や火事になって盗られたり無くなったりしないような仕事をしたいと思うようになりました。
一番辛い時には戻りたくなかった寺脇加恵さんは、独学で料理を学び、30歳の時にケータリング会社「株式会社GlobeCaravan」を起業。
味はもちろん、見た目も華やかなケータリングが口コミで評判が広まり、一流企業や駐日大使館からオファーが絶えなくなりました。