TBS系列『名医のTHE太鼓判!』では、全国で増加中の施設「道の駅」は2019年6月時点で1160カ所もあり、医師らも大注目している血圧を下げる効果が期待できる赤い甘酒「紅麹あまざけ」や血管年齢を若返らせる効果が期待できる「えごま油」など健康食品の中から幻のこんにゃくなどが特集されます。
第96シリーズNHK連続テレビ小説『ひよっこ』の舞台にもなった便秘知らずの町の茨城県大子町にある道の駅「奥久慈だいご」の幻のこんにゃくや普段は料理人として働きながら休日はバイクで1000カ所以上の道の駅を巡っている道の駅の達人平賀由希子さんについて当たり障りなく紹介してみたいと思います。
茨城県大子町の道の駅「奥久慈だいご」の幻のこんにゃくとは?
こんにゃくは食物繊維も豊富で整腸作用があります。
茨城県大子町にある道の駅「奥久慈だいご」では特産品のこんにゃくだけでも約20種類以上もあり、大子町のこんにゃくは、柔らかい食感が特徴です。
通常のこんにゃくは、蒟蒻芋をすりつぶして煮たものを適度な大きさに切り分けて作られていますが、凍みこんにゃくは、出来上がった後に屋外に並べて12月~2月にかけて昼夜の寒暖差を利用して冷凍と解凍を繰り返し水を飛ばして作ります。
水分を抜いて作った凍みこんにゃくは、通常のこんにゃくよりも食物繊維・たんぱく質・カルシウムの栄養成分が約30倍超えという圧倒的な差があります。
番組内でも七訂食品成分表2018から出典したデータで紹介されていました。
こんにゃくの食物繊維2.2gに対して凍みこんにゃくの場合は71.3g(約32倍)
こんにゃくのたんぱく質0.1gに対して凍みこんにゃくの場合は3.3g(約33倍)
こんにゃくのカルシウム43mgに対して凍みこんにゃくの場合は1600mg(約37倍)
ちなみに凍みこんにゃくの読み方は「しみこんにゃく」といいます。
気になる凍みこんにゃくの味は?
凍みこんにゃくの煮物
凍みこんにゃくを水で戻してから醤油・砂糖・みりんで甘辛く味付けて凍みこんにゃくの煮物を提供した凍みこんにゃく農家の栗田栄子さん曰く、凍みこんにゃくは繊維状になっているので噛む度に味がしみ出して美味しいそうです。
凍みこんにゃくの煮物の煮汁を吸った凍みこんにゃくを衣をつけて油で揚げて「凍みこんにゃくのフライ」にする事で、食物繊維を余すことなく食べられます。
なぜ「道の駅」に健康食品が集まるのか?
1000カ所以上の道の駅を巡っている道の駅の達人平賀由希子さん曰く、旬なモノが多く、栄養豊富で採れたての新鮮なモノが安く買えるからだそうです。
内科医の森田豊先生は、旬は「美味しくて安い」だけではなく、食材の栄養価が一番高い時期でもあり、ビタミンC量は夏採れのほうれん草の場合20mg、冬採れのほうれん草の場合は60mgと3倍の差があると解説されていました。
日本で唯一○○ばかりを売る道の駅とは?
2019年5月1日現在の人口6087人に対して道の駅年間来所者数は127倍の77万人も来る千葉県神崎町は、米・大豆・麦の生産が盛んで流域面積日本一の利根川が流れており、豊かな水と土壌が穀物の生産に最適なのが特徴です。
道の駅に向かう最中に休日はバイクで1000カ所以上の道の駅を巡っている道の駅の達人平賀由希子さんが紹介していたのが、創業330年の鍋店株式会社の酒蔵でした。
豊かな土地の水に恵まれた千葉県神崎町では江戸時代から酒所として発展し、名を馳せていたこともあったことから、日本で唯一、発酵食品に特化した道の駅「発酵の里こうざき」には全国の500~600種類の発酵食品は販売されています。
道の駅「発酵の里こうざき」には、地元のスーパーでは見慣れない「とうもろこしのみそ」や「塩納豆」などもあります。
千葉県神崎町は、発酵食品が盛んだった事から2015年1月30日、町の資産の発酵文化を道の駅を核として世界に発信 圏央道と国道の両方からアクセスできるゲートウェイ」を理由として道の駅に選定。
発酵食品の代表格といえる味噌や酒作りに必要な米麹には30種類以上の酵素が含まれており、栄養の吸収を助けてくれるだけでなく、善玉菌の増殖も助けるので腸内環境を整えて免疫力もアップも期待できます。。
麹を家庭で活用するには塩麹がオススメで、肉・魚・野菜を漬けこむとコクが出て減塩にもなります。
千葉県神崎町の道の駅「発酵の里こうざき」に隣接している発酵食品専門のレストラン「オリゼ」に米麹と豚肉を組み合わせることでスタミナ不足解消のメニュー「米麹味噌に漬け込んだトンテキ」があり、米麹と豚肉に含まれるビタミンB1が豊富なことで夏バテ防止になります。
米麹を細かくほぐしてから塩と水を加えてよく混ぜ、1日1回のペースでかき混ぜながら1~2週間で発酵して作る事ができます。
道の駅「発酵の里こうざき」の人気No.1の発酵食品は「甘酒 飲む糀」で成分は・・・
甘酒
- ブドウ糖
- オリゴ糖
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- 食物繊維
- ビタミンB6 etc…
点滴(実際の一例)
- ブドウ糖
- オリゴ糖
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンC etc…
上記のように成分的に病院の点滴とほぼ同じ成分から飲む点滴とも言われています。
様々な道の駅で人気な発酵食品が番組内で紹介されています。
千葉県印西市では、白米を原材料にした砂糖不使用で優しい甘さの「甘糀ジャム」が人気。
宮崎県椎葉村では、豆腐を昆布で包んで味噌に約1年間漬けて作る「ねむらせ豆腐」は日本版チーズといった味がするそうです。