TBS系列『情熱大陸』では、海上保安庁が所有する中で最大のヘリコプターを両手両足をミリ単位で動かして自在に操り、第三管区海上保安本部羽田航空基地所に属する2018年12月からスーパーピューマ225の海上保安庁の最大ヘリコプターのパイロット機長に女性として初めて就任した福田由香里さんに密着。
出典:https://twitter.com/
海難救助の要請があれば、特殊救難隊(海猿)をヘリに乗せ、飛行クルーと共に現場へ急行して要救助者を釣り上げて帰還するというのが任務で操縦で最も難しいのが一点に止まるホバリングを持ち前の繊細な操縦で数多くの要救助者を助けてきた福田由香里さんについて当たり障りなく紹介してみたいと思います。
福田由香里が勤務する海上保安庁とは? / 結婚後も復帰が可能?
海上保安庁の仕事は、一見男の仕事というイメージがあるかもしれませんが、1979年から女性海上保安官を採用しており、仕事の分野は非常に幅広く、パイロットや巡視船乗組員をはじめ、様々な分野で女性海上保安官が男性職員と同様にその能力や適正に応じて活躍できるそうです。
現在では、仕事と家庭の両立を支援する制度も整備されており、2010年4月からは、結婚や出産・育児等の理由で一度退職した職員は、作文試験や面接試験、体力検査等による選考を実施して再採用されれば通常の採用と異なり、当庁教育機関での訓練・教育を受けずに、そのまま勤務地へと配属されるそうです。
海上保安学校は京都府舞鶴市にあり、実践に即応できる海上保安官を育成する海上保安庁の教育機関で
- 船舶運航システム課程(航海・機関・主計の3コース)
- 航空課程
- 情報システム課程
- 海洋科学課程
※情報システム課程のみ教育期間が2年間(それ以外は教育期間は1年間)
学生生活は、全寮制となっており、男子学生は「仰青寮」、女子学生は「凛清寮」で学校教官及び先輩学生から厳しくかつ親身な指導を受けながら年齢は18歳から24歳までの生徒達が生活をしている。
海上保安学校の卒業生は、全ての課程において所定の実務経験後に選抜試験を受けて海上保安大学校の特修科に進む事で将来幹部として活躍できる幹部登用の制度もあります。
※海上保安大学校は広島県呉市にあります
海上保安庁は、全国を11の管区に分けて各々に地方支分部局である管区海上保安本部を設置して担任水域を定めています。
海上保安庁は、「海上の安全及び治安の確保を図ること」を任務にしており、治安の確保・領海警備・海難救助・海上環境・災害対策・海洋調査・海上交通の安全・国際関係に分けて
治安の確保
- 国内密漁対策
- 日本の周辺海域の豊富な水産資源を狙う外国漁船による違法操業等への対策
- 密輸・密航対策
- 海賊対策
- 関係機関や地域との緊密な連携のもと、官民一体となってテロ対策を実施
- 不審船・工作船対策
海上保安庁はm危機管理官庁として、領海警備事案・不審船事案及び各種テロ事案等の対応といった海上における治安の維持・海難救助・自然災害への対応等、様々な業務にあたっています。
領海警備
- 領海・EEZを守る(尖閣諸島周辺海域における領海警備や外国海洋調査船への対応など)
※EEZとは、自国の基線(海)から200海里(370.4km)の範囲内を「排他的経済水域」としている - 海難救助
- 安全意識の高揚等の海難防止思想の普及・啓発に努めるとともに船舶事故や海浜事故など発生した場合、早期に救助勢力を投入して迅速な救助活動を行う
沿岸域活動における安全推進
- 海難等の約90%が約20海里(約37km)未満の海域で発生しているため、死者・行方不明者数を減少させるために関係機関とも連携・協力しつつ、自己救命策の周知・啓発等に取り組んでいる
海上保安レポート2011というサイトで「日本の海を守る若者たち!」という内容において福田由香里さんが第二管区の仙台航空基地飛行士として紹介されています。
私は副操縦員としてヘリコプターに搭乗しています。業務は航空機を使ったあらゆる海上保安業務です。海上のパトロールや船からの吊り上げ救助のほか、密漁取締の一端を担ったり、沿岸にゴミが落ちていないかを調べる環境保全活動を行ったりします。また、訓練も重要な業務です。航空機乗組員は、全国各地への転勤となるので、地方ごとの特色を体験することができます。同じ日本といえども北と南では食文化や言葉が異なっており、それぞれの勤務地でたくさんの発見があります。
https://www.kaiho.mlit.go.jp/から引用
もし、福田由香里さんが結婚をしているのであれば、再採用されている可能性がありますね。
情熱大陸の密着で明かされた内容は?
繊細な操縦で数多くの特殊救難隊を現場に運び、要救助者を吊り上げ、帰還することが主な任務だそうですが「100点満点のフライトはない」と語る海上保安庁ヘリコプターパイロット・福田由香里さんの運転技術や密着内容は番組終了後にまとめてみてみたいと思います。
まとめ:Wikipediaより詳しい?福田由香里のプロフィールと経歴・学歴
出典:
名前 (読み方) |
福田由香里 (ふくだ ゆかり) |
生年月日 | 1982年9月17日 |
出身地 | 石川県金沢市 |
血液型 | |
身長 | |
体重 | |
スリーサイズ | B W H |
カップサイズ | |
出身高校 | |
出身大学 | |
職業 | |
SNS・ブログ | |
ホームページ | |
Facebook |
|
Twitter ツイッター |
|
ブログ | |
Instagram インスタグラム |
昔からのパイロットへの夢が捨てきれず、一般企業の内定をもらったものの「1度の人生なので関心があったパイロットにチャレンジしようと思った」ことから海上保安庁の世界へ。
2006年 海上保安学校卒業。
2006~2018年 仙台、鹿児島、新潟など各地に勤務。
1898年8月に創刊「月刊北國アクタス」の2013年の時に男性中心の職場で奮闘する若い女性の特集「これが私の生きる道」で特集されており、当時は第四管区中部空港海上保安庁航空基地の女性機長と紹介されています。
※当時、海上保安庁の中で3人しかいない女性機長の1人だった
2011年3月11日に発生した東日本大震災の時、第二管区海上保安本部 仙台航空基地で被災し、宮城分校で救助を3日間待った事がある福田由香里さんは、救助を待つ人の心細さを痛感したと語っていました。
2018年4月 第三管区海上保安本部羽田航空基地勤務。
2018年12月 スーパーピューマ225機長に就任。