2018年8月5日、毎日放送制作・TBS系列『林先生が驚く初耳学!』では、お笑いコンビの完熟フレッシュが都内での扱いは5店舗のみ、週1度しか入荷しないという”幻の魚”や”海の宝石”と呼ばれるスマを求めて愛媛県最南端にある愛南町が特集されます。
出典:https://www.fish-jfrca.jp/
全身トロと呼ばれるほど脂が乗って美味と言われながらも漁業関係者にしか知られていない”幻の魚”のスマですが完全養殖に成功しながらも未だに取り寄せ(通販)方法など当たり障りなく紹介してみたいと思います。
“幻の魚”や”海の宝石”と呼ばれるスマという魚について
東南アジア沖で漁獲されてマグロと同じサバ科で全身トロと呼ばれるほど脂が乗って美味だが漁獲が少ないため漁業関係者にしか知られていない「幻の魚」といわれていました。
インドネシアやフィリピンなど南方で生息している幻の魚・スマは、日本ではほとんど獲れないために幻の高級魚と称されていたのですが、完全養殖に成功しています。
2016年1月12日和歌山県串本町など県南部で盛んに行われているマダイの養殖用のいけすを活用して越冬に成功し、「海の三ツ星」というブランド名で出荷。
愛媛県愛南町も2016年1月14日に昨春から「伊予の媛貴海(ひめたかみ)」という愛称をつけて養殖していたスマの出荷を発表した。
養殖期間は約1年で養殖のスマの価格は、1kg3000円ほどで市場では天然物と同じ価格になるそうです。
※2017年は、稚魚が思ったように育たず1kg3000円~4000円ほどに高騰していた
和歌山県の「完全養殖スマ」【和歌山県串本町】
東京海洋大学が人工的に育てた親魚のスマから採卵を行い、和歌山県水産試験場の技術指導の下で養殖会社「株式会社丸東」が完全養殖スマの種苗を生産中。
“幻の魚”や”海の宝石”と呼ばれるスマのお取り寄せ(通販)方法や美味しい食べ方は?
完全養殖に成功している和歌山、愛媛の両県で出荷されていますが、両県あわせたスマの生産者数は5社しかない事から個人にむけての販売やお取り寄せは現在でも不可能だそうです。
“幻の魚”や”海の宝石”と呼ばれるスマの美味しい食べ方は
- 定番の刺身
- 竜田揚げ
- 塩茹でにして軽く干した「なまり節」
がオススメだそうですよ。
“幻の魚”や”海の宝石”と呼ばれる愛媛県愛南町のスマ「伊予の媛貴海(ひめたかみ)」には基準があった!
「愛知育ちのまるごとトロ」をキャッチコピーに愛媛の貴重な海の恵みという意味を込めて「伊予の媛貴海」と名付けらて2016年7月にブランド認定されています。
「伊予の媛貴海」のブランド・取扱い基準を定められています。
「伊予の媛貴海」のブランド基準
■魚体の基準
- 2.5kg以上
- 脂質含有率25%以上
- 変形等なし
■取扱い基準
- 一本釣りなどで取り上げ
- 船上活〆
- 脱血
- 高機能氷にて輸送(マイナス1℃の雪状塩水氷を活用)
「伊予の媛貴海」の特徴
- 全身トロ(背は中トロ・腹は大トロ)
- 臭みのない、きめ細やかな脂乗り
- なめらかな柔らかい食感
- 「伊予の媛貴海」は愛南漁協を通じて一元的な取扱い
- 商業ベース出荷は愛媛のみで希少(現在は高級路線にこだわっており、高級飲食店や百貨店販売をメインにしている)